皆さん、こんにちは!
皆さんはPaw Patrolという子ども向けのアニメをご存知でしょうか?
Paw Patrolは、イギリスのPeppa Pigの次に人気になったカナダのアニメです。可愛い子犬たちが、パトカーや消防車に乗って大活躍するストーリーは、私が住んでいるドイツでも大人気です。
日本でも、毎週金曜日17時55分から放送中なので、きっとご存知の方も多いと思います。
早速、本題に入りましょう。カナダのアニメなので、原作は英語です。お子さんがPaw Patrol好きなら、英語での視聴がおススメです。
ぜひ英語学習中の親御さんや、英語学習中のおじいちゃんやおばあちゃんと一緒に見てみてくださいね。
英語での視聴をおススメする理由は、以下の通りです。
- 子ども向けのアニメなので、難しい単語があまり使われていない。
- 英語が比較的ゆっくり、はっきりしているので聞き取りやすい。
- ストーリーが感動的なので、普通に見ても面白い。

私も2021年夏公開の本作を、子どもと一緒に見てきたので紹介します。
Table of Contents
主要キャラクター

登場人物を紹介します。
ライダーは、10歳の男の子です。しっかり者の男の子で、パウパトロールのチームをまとめています。日本版は、ライダーではなく「ケント」です。
チェイスは、ポリスカーに乗ったジャーマンシェパードの子犬です。ライダーと同じくしっかり者で、頼りになるリーダー的な存在です。
マーシャルは、ダルメシアンの子犬です。おっちょこちょいな性格で、いつもチームを笑わせているムードメーカー的な存在です。
スカイはチームで唯一の女の子で、コッカ―スパニエルのミックスです。とても勇敢で賢い子犬です。ヘリに乗って、元気に空を飛び回ります。
ラブルは、パワーブルドーザーに乗るブルドッグの男の子です。日本語版では、愛らしい関西弁で話しています。
ロッキーは、クリーンクルーザーに乗るミックスの男の子です。片方だけ折れ耳なのが特徴です。
ズーマは、ホバークラフトを乗りこなすラブラドールの男の子です。前向きな性格をしています。
ストーリー

アドベンチャーベイという街で、救助活動をしているライダー(日本語版はケント)とパウパトロールのチェイス、マーシャル、スカイ、ラブル、ロッキー、ズーマの子犬たち。
映画のストーリーは、普段活躍しているアドベンチャーベイから、アドベンチャーシティーに拠点を移す所から映画のお話が始まります。
移転先のアドベンチャーシティーで市長が起こすトラブルを、パウパトロールが華麗にパウっと解決するというのが、映画のストーリーです。
それでは、映画の見所を紹介します。
アニメ版ではパウパトロールのかっこいい活躍だけがピックアップされていますが、映画版ではパウパトロールの子犬たちの中でも、リーダー的な存在であるチェイスのトラウマや葛藤が描かれています。
チェイスとライダー(ケント)の出会いが描かれるなど貴重なシーンもあります。
チェイスが、苦難を乗り越え任務にあたる姿は感動的です。英語の教材としてでなくても、子ども達にチームの大切さを教えてくれます。
英語表現をピックアップ

Paw Patrol the movieの公式トレイラーから、いくつか単語や英語表現をピックアップして紹介します。
That’s even worse.(それじゃ、もっと悪いよ)
0:26/2:10
トラックの運転手が、トラックごと橋から落ちそうになっているシーンです。助けを呼ぶと、やってきたのはなんと犬というシーンです。
しかも話を聞くと、助けにやってきたのは子犬(チェイス)です。「それじゃ、もっと悪いよ」と叫びたくなる運転手の気持ちも理解できます。文法的な説明をすると、比較級のworseを副詞のevenが強調しています。
You’re in shock so I’m not gonna take that personally. (ショックを受けられているので、悪気はないんですね)
0:28/2:10
take something personal (もしくはpesonally)は、「個人への攻撃として受け取る」という意味です。”Don’t take it personal.”「個人的な事を言っているんじゃない(だから、怒らないでね)」という文章で、よく使われます。
今回、運転手が「犬!?」といったのに対し、チェイスは「子犬です」と言いました。それに対する運転手の返しは、「もっと悪いよ」でしたが、チェイスはそれを「個人に対する攻撃と受け取らない」と言っています。「ダンプカーごと宙づりになっている状態なので、ショックを受けているんですよね」と理解を示すチェイス。
今にも落ちそうになっている宙づりダンプカーの前で、そんな事を言っている場合じゃないんですが、なんとも可愛らしいシーンです。
Mayor Humdinger(ライバール市長)
0:43/2:11
日本語が冗談のように「ライバール市長」と訳されているのが、おもしろいです。彼は、アドベンチャー・ベイのグッドウェイ市長のライバル的存在で、アドベンチャー・シティを治めています。
英語の”humdinger”は、「非常に素晴らしい人」という意味です。ライバール市長は、パウパトロールの妨害工作や窃盗を行っている人物なので、かなり皮肉の効いた名前になっています。
headquarters (本部)
0:53/2:11
こちらの単語は、TOEICの最重要単語なのでご存知の方も多いと思います。TOEICでは「本社」として訳されますが、Paw Patrolでは「本部」という訳です。
He’s more of a cat person. (彼は、どちらかというと猫派だ)
1:11/2:11
be more of a ○○は、「むしろ○○」「どちらかというと○○」という意味です。今回は、thanがないバージョンです。Heは、ライバール市長の事で、ニャン・パトロールを連れている彼は、誰がどう見ても生粋の猫派です。
We’ve got to rescue those people.(あの人達を助けなきゃ)
1:22/2:11
“have got to~”は、「~しなければならない」のカジュアルな言い回しです。使われる時は、ほぼ肯定文です。
“‘I’ve got to go.”のように「行かなきゃ」という文章でよく使われます。とても短く発省略され、”Gotta go”(ガッタゴ)のように発音される事もしばしば、あります。
Let’s get to work.(仕事にとりかかろう)
1:23/2:11
“get to 名詞”は、「~を始める、~に取り掛かる、~に着手する」意味です。よく使われる表現なので、ぜひ覚えておいてください。
このように、予告編の中だけでも使える英語表現が満載です。DVDが発売されたり、配信サービスでの視聴が可能になったら、ぜひ英語学習に役立ててくださいね。
MAROON 5のボーカルAdam Levineが歌う主題歌『Good Mood』も要チェック
Maroon5のアダム・レヴィーンが歌う、ポップで可愛い主題歌も要チェックです。
Youtubeの動画では、英語の歌詞も出てくるので、ぜひお子さんと一緒に楽しんでくださいね。
無料コンテンツも充実
パウパトロールの公式サイトでは、ぬりえ、ひらがな、数字、アルファベット(キャラクターのイニシャルであるC、E、M、Rx2種類、Sのみ)なども無料ダウンロードできます。
上手に利用して、お子様と楽しいお家時間を過ごしてください。
いかがでしたでしょうか?5歳前後のお子様がいらっしゃる、親御さん。ぜひPaw Patrolを通じて、英語学習を楽しんでくださいね。
お読みいただき、ありがとうございました。