ジブリde英会話。DVDを活用しよう!となりのトトロ編

皆さん、こんにちは!

英語学習は捗っていますか?

今日は、不朽の名作『となりのトトロ』から英語表現を拾って紹介させてきただきます。

ちなみに英語のタイトルは、”My neibor Totoro”なので邦題がそのまま翻訳されています。

学習にはぜひ、DVDとリージョンフリーのDVDプレイヤーをご用意される事をおススメします。

オープニングテーマ「さんぽ」は、”Hey Let’s Go”

トトロのオープニングテーマである「さんぽ」は、英語版では”Hey Let’s Go”です。お子様と一緒に親御さんもぜひ歌詞を覚えて、楽しく歌ってくださいね。

Hey let’s goの歌詞はこちらからどうぞ。

It’s creepy.

公式サイトから画像をお借りしています。

(目安ですが開始から約5分シーンです)

新しいお家を見て、サツキとメイが発した一言です。

creepy/kríːpi/とは、気味が悪いやゾッとする、身の毛のよだつようなという意味です。

日本語訳は、「わあ!ボロ」です。

日本語と英語の表現に、若干の温度差が見られますね。

Look. It’s rotten.

公式サイトから

(目安:開始から約5分25秒のシーン)

”Look. It’s rotten/rɑ́tn/.” は、日本語では「見て。腐っている」です。

その後、”It’s collapsing.”「壊れる~♪」と笑いながら、2人は楽しそうに駆け回ります。collapse/kəlǽps/は、「崩壊する」という意味です。

Acorns

(目安:開始から約6分30分)

お家の中で、acorns/éikɔrn/どんぐりを見つけたサツキ。『となりのトトロ』では、どんぐりはキーアイテムです。

メイは、サツキに”Let me see.”「見せて」と言います。let+人+動詞の原形で、「(したい)人にさせてあげる」という使役動詞です。メイが見たいので私に見させてくださいと、サツキにお願いしています。

サツキとメイは、やってきたお父さんにどんぐりを見せます。それを見たお父さんは、”Maybe squirrels live here”「リスでもいるのかな」と言います。

squirrel/skwə́ːrəl /はエゾリスのようなリスです。chipmunk/tʃípmʌŋ/は、シマリスのようなリスです。

リスと聞いて喜ぶサツキとメイに、お父さんは”I think rats eat acorns. Maybe they’re rats”と言います。

Rats and mice are both rodents, so look similar – the biggest difference is their size. Rats are larger and heavier while mice have smaller slender bodies. Mice also have long slender tails (for their body size) covered in hair compared to rat tails which are shorter, thicker and hairless.

https://www.rentokil.co.uk/mice/rats-vs-mice/#:~:text=Rats%20and%20mice%20are%20both,are%20shorter%2C%20thicker%20and%20hairless.

ラットとネズミはどちらもげっ歯類で、よく似ています。一番大きな違いは、そのサイズです。ラットは大きく体重も重く、一方でネズミは小さくスレンダーな体をしています。ネズミは、体のサイズの割には長いしっぽを持っていて、そのしっぽは毛で覆われています。それに対して、ラットのしっぽは短く、細く、毛が無いです。

a mouseが単数形で、miceは複数形です。

Come out come out whenever you are♪

公式サイトから

(目安:開始から約9分30秒)

新しい家に引っ越してきたサツキとメイ。

まっくろくろすけを見つけ、陽気に笑いながら言います。

日本語訳は、「まっくろくろすけ出ておいで。出ないと目玉をくりぬくぞ~」です。

日本語の方が少し怖い表現ですが、英語は”Come out come out whenever you are.”です。

かくれんぼの時の常套句ですが、直訳は「どこにいてても出ておいで」です。

It’s pitch-black.

公式サイトより

(目安:開始から約10分35秒)

“It’s pitch-black”は、日本語では「真っ暗だね」です。

英次郎によると、

【関連語】pitch-black, pitch-darkは「真っ暗闇の」、「真っ黒の」の意味。◆コールタールなどを蒸留した後に残る黒褐色の粘質物で、屋根の防水や舗装に使われる。

https://eow.alc.co.jp/search?q=pitch

だそうです。

公式サイトより

pitch-blackは、魔女の宅急便の黒猫ジジには使えません。代わりにjet-blackという形容詞を使います。

Jiji is a jet black cat.

jetは、wikipediaによると

樹木が水中で長い年月を経て化石化したものである。

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E7%8E%89

pitch-blackは動物には使えず、外が暗い時などに使います。

Tadpoles

いらすとや

(開始から約27分45秒のシーン)

庭で一人で遊んでいたメイは、おたまじゃくしを見つけます。

日本語では、「おじゃまたくし」と可愛らしい言い間違えをしてくれます。

残念ながら、英語版では”Tadpole/tǽdpòul/”と言うだけで、言い間違えて可愛らしくなっている所は表現されていません。

ちなみに、”Tadpole”の発音は「タッドポール」ではありません。

むしろ「タッポー」という方が英語の発音に近いでしょう。

You must have met one of the spirits of the forest.

公式サイトより

(開始から約38分45秒のシーン)

You must have met one of the spirits of the forest. That means you’re a very lucky girl. But you can’t always see the spirits. You can only see them when they want you to. Hey, let’s give the forest spirits a proper greeting.

少し長いですが、サツキとメイのお父さんのセリフです。

日本語では、「メイは、きっとこの森の主に会ったんだ。それはとてもラッキーな事なんだよ。だけど、いつも会えるとは限らない。さ、まだ挨拶に行ってなかったね」です。

must have 動詞の原形は、「~したに違いない」と過去の事実を断定する時に使う表現です。

not alwaysは、「いつも~とは限らない」です。

want 人 to doは、「人に、~してほしい」という時に使います。

a proper greetingは、「ちゃんとした(適切な)挨拶」という意味です。

二人のお父さんのセリフは、親として子どもの気持ちを気遣った返答で素晴らしいなと思います。

Last one home’s a rotten egg.

公式サイトより

(開始から約4分40秒のシーン)

塚森神社へ挨拶詣りに行った3人は、大きな樟の前で挨拶をします。その木を、お父さんは”Magnificent tree”と描写します。”magnificent/mægnífəsənt/”は「見事な、壮大な、素晴らしい」という意味です。

三人は「気を付け」します。英語訳は、”Attention!”です。

「メイがお世話になりました。これからも宜しくお願いします」と3人揃って挨拶します。”Thank you for watching over Mei and making us feel so welcome here. Please continue to look after us.”

「宜しくお願いします」という日本語に相当する英語表現は、ありませんが、引き続きお見守りくださいという訳になっています。

きちんと気を付けし、お辞儀しているている娘2人に抜け駆けをし、父は「家まで競争!」と言いながら、走り出します。

その「家まで競争!」が”Last one’s home is a rotten egg.”という表現です。日本語の表現にはない、「最後の人が、腐った卵」強い単語が英語版には含まれています。

“Who was at the door, Kanta?””Beats me!”

公式サイトより

(開始から約47分40秒のシーン)

カンタが傘を貸してくれたおかげで、サツキとメイは濡れずに家まで帰れました。

二人は、カンタのお家に傘を返しに来ました。カンタは恥ずかしさからか、家の中に隠れてしまいます。

サツキはカンタの母に傘を返し、メイとバス停に向かいます。

二人が去った後出てきたおばあちゃんが「だれか来たんけ?」と聞くと、カンタは「知らね」と短く返事します。この「知らね」にあたるのが、英語の”Beats me!”です。

かなりカジュアルな言い回しなので、親しい間柄でだけ使われます。

I shouldn’t have said that.

https://www.ghibli.jp/works/totoro/

(開始から約1時間11分40秒のシーン)

姿が見えなくなってしまったメイを、必死で探すサツキ。

日本語は、「ばかメイ!すぐに迷子になるくせに!」です。

一方、英語版は”I shouldn’t have said that.”(あんな事言わなければよかった)です。

日本語と英語が全然、違いますね

should have 動詞の過去分詞は、「すべきだったけど、しなかった」という時に使える便利な表現です。

否定文であるshouldn’t have 動詞の過去分詞は、「すべきじゃなかったのに、しちゃった」という時に使います。

どちらも”h”のサウンドが消えてしまうのが特徴です。

“shouldave”「シュダヴ」、”shouldn’tave” 「シュドゥンタヴ」のような発音になります。 “v”の発音は、下唇を軽く噛んで発音するのも忘れずに。

ちょっぴり異文化

https://www.ghibli.jp/works/totoro/

上記のシーンは、外国人には不思議なシーンでしょう。サツキはこの時小学生の高学年くらいと思われます。

北米や欧州では5歳前後の子ども達は、一人でお風呂に入ります。異性親とこんな風にお風呂に入るシーンに、驚かれる外国人も多いそうです。

まとめ

https://www.ghibli.jp/works/totoro/

いかがでしたでしょうか?

となりのトトロは、知らない人はいないんじゃないかというくらい、日本では国民的なアニメの一つです。

ストーリーやセリフが頭に入っている方も多いので、いちいち日本語を見返す手間が省けますし、新しい単語や表現を学ぶのにも最適です。

ぜひDVDをご購入いただき、お子さんと一緒に楽しみながら英語を学習してくださいね。

バイリンガル版のコミックスもAmazonで販売されているようなので、こちらも併用し音読すれば、リスニングとスピーキングの両方に効果的です。

次回は、海外でも大人気「千と千尋の神隠し」の英語表現を紹介していきます。

※上記の翻訳と各シーンの目安時間は、DVDによって違います。また、本記事の内容が、動画配信サービスのNetflixなどの翻訳とも異なる場合もございます。ご了承ください。

作成者: w030441j

皆さん、こんにちは! プロフィールをお読みいただき、ありがとうございます。 言語学習は、「お金をかけずに」がモットーのYです。 取得資格は、英検準一級合格とTOEIC860点(2019年3月)です。 TESOL(Teaching English to Students of Other Languages)を持っています。 留学経験は、アメリカとオーストラリアに1ヶ月ずつ、カナダでワーキングホリデー1年間です。英語勉強歴は30年、講師歴6年です。 留学に費やしたお金200万ほど。英会話・教材などに費やしたお金100万ほどです。皆さんには、費用も時間も抑えて、英語を身に着けてほしいという事でブログを始めました。

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