皆さん、こんにちは!
ジブリde英会話の第三弾は「ハウルの動く城」でした。
今回は「天空の城ラピュタ」の英語表現を紹介していきます。
タイトルは”Castle in the sky”「天空の城」なので、日英タイトルに大きな差はありませんでしたね。
北米版のDVDを再生するには、リージョンフリーのDVDプレーヤーが必要になりますので、お手元にご用意ください。
My head’s harder than my boss’s fists.(僕の頭は、親方のげんこつより硬いんだ)

シータの飛行石を借りて、パズーは飛んでみようと試みます。失敗して落下したパズーの上に、助けに来たシータが落ちてきました。
使われている文法は、比較級です。単語には、“fist”「拳」が使われています。

比較級と最上級は、よく使う文法です。口からすぐに出てくるように何度も音読しましょう!
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There’s a Laputa in Guliver’s Travels, but Swift made it up. (ガリバー旅行記で、スウィフトがラピュタの事書いているけど、あれはただの空想なんだ)

ラピュタの写真に興味を持ったシータに、パズーが色々、説明しています。トランペットも吹けるし、飛行機も自分で設計するし、パズーは結構スペックが高いですね。
“make up”は、ぜひ覚えておいてもらいたい”phrasal verb”(句動詞)の一つです。ここでは、「作り話をする」や「捏造する」として使われています。
“make up for”で「~の埋め合わせをする」という意味です。例えば、”How can I make up for it?”で「どうやったら、その埋め合わせができる?」のように使う事ができます。
”a makeup”を名詞として使う事もできますね。“put up on a makeup”で「化粧をする」です。”Lately, I work from home. I just put on a little makeup.”「最近、家で仕事しています。少しメイクするだけです」と言えますね。
Here’s a token of gratitude.(心ばかりのお礼だ)

海賊やムスカから一生懸命シータを守ろうとしたパズー。結局ムスカにシータを奪われてしまいます。ムスカに金貨を渡されて、シータの事はあきらめろと言われてしました。
“token“という名詞は、「しるし」という意味です。“gratitude”は、「感謝」です。なので、“a toke of gratitude”で「感謝のしるし」になります。
“a gesture of appreciation”「感謝の姿勢」や「感謝を表して」でも代用できますね。
他にも、“token”は「〔地下鉄・バスなどの〕代用貨幣」「代用硬貨」と言う意味があります。

台湾のMRT(Mass Rapid Transit)では、トークンを購入し電車に乗ります
She’s just fainted. (気を失っているだけだ)
シータが呪文を唱えると、飛行石が光り出し眠っていたロボット兵が目を覚ましました。軍がロボット兵を攻撃し、倒れていたシータに近づきます。兵士の一人がシータの髪をつかみ、”She’s just fainted”「気を失いってるだけだ」と言います。
“fall down“は、こけて倒れた時に使います。意識を失う「倒れる」の時には、“faint”を動詞として使ったり、“pass out”というphrasal verbを使います。
他にも、lose consciousness「意識を失う」や“collapse”も使えます。“collapse”は、「建築物などが崩壊する」にも使えますが、人にも使えます。人に使う時は、「崩れるように倒れる」や「卒倒する」という意味です。
I should have thrown it away(あんな石、早く捨ててしまえば良かった)

飛行石を捨ててしまえば良かったというシータに、パズーはそのおかげでシータに会う事が出来たと言います。
should haveは「~すべきだった(がしなかった)」という意味です。
また、物語が進むと後半の方で、ムスカが”They should’ve escaped.”「さっさと逃げればいいものを」と言っています。
反対の”shouldn’t have”は「~すべきじゃなかったのに(した)」という意味です。

どちらもよく使われる表現なので、ご自分の文章を作り、この表現をマスターしてくださいね。
She’s nicer than she looks.(見かけよりいい人だもの)

シータとパズーは、海賊の首領であるドーラについて話をしています。
使われている文法は比較級ですが、thanの後ろに主語と動詞を持ってきています。
”He is older than he looks”「彼は、見かけより年取っている」のように、色々応用できそうな文章ですね。
Once things are settled, I’ll take you to Gondoa.

シータとパズーは、シータが生まれ育った村ゴンドアの話をしています。
”once”は「~するとすぐに」「~した時点で」という意味の接続詞です。
“settle”は「落ち着く」「定住する」などの意味の他に、「問題などが解決する」という意味もあります。

パズーは優しいですね
I want to see where you were born, the valley, the yaks….(見たいんだ。シータが生まれた古い家や、谷やヤクたちを)

こちらの文章は、関係副詞whereという文法が使われいてます。
関係代名詞と関係副詞は、文法項目の中でもよく使われるので色んな英文に触れて、慣れてください。
また、ご自身の文章を作って暗唱するのが関係詞に慣れるのに一番良い方法です。作った文章は、ネイティブの先生に必ず添削してもらってから音読するようにしましょう。
“valley”は「渓谷」です。
小話:英文法について
関係代名詞や関係副詞、should have 動詞のPPや比較級などの話が出てきたので、英文法の勉強の仕方について少し書かせていただきます。
英語が話せるようになりたいという方は、まずは中学文法を極めましょう。
文法書の選び方ですが、薄すぎず、分厚過ぎないものを選びましょう。そして、必ず3~4回くらい繰り返し学ぶようにします。
(繰り返し学ぶので、500ページを超えるものは選ばないでください。時間がかかりすぎます。300ページまでがおススメです。)
1回目は、英文法を知る事から始まります。現在完了や関係代名詞といった文法があり、それがどのような時に使われているかを知ります。
2回目は「理解する」です。天才でない限り、普通は一回目では理解できない人が大多数です。また、理解したと思っていても忘れてしまう事もあります。新しい発見や気づきがあるのが、二回目の学習です。
3回目で、「できるようになる」もしくは「使えるようになります」。頭の中に知識として入っている段階では、英文法は使えません。口や耳などの器官を使い、身体に覚えさせていくために英文を積極的に音読しましょう。
また、文法書の例文よりも、ご自身で作った例文の方がより効果的です。ネイティブの先生に添削してもらってから、例文を音読しましょう。
4回目を終わらせると、「英文法を教える事ができる」レベルです。他の人に教えられるという事は、その文法や本質を深く理解していないとできません。ぜひ、小学校高学年や中学生くらいのお子さんに英文法を教える事で、ご自身の理解度を確認してみてください。
Steady as she goes.(航海は順調です)

シータとパズーだけでなく、ムスカと軍もラピュタを目指しています。ゴリアテという大きな戦艦に乗ったムスカが言ったセリフが、“Steady as she goes”「航海は順調です」でした。
“steady”は「〔場所や位置が〕固定した」「動かない」という意味があります。他にも、「〔流れや発達の程度が〕一定の」「着実な」という意味もあります。
“as”は接続詞で、「~つれて」「~しながら」という意味です。
“she”は、戦艦であるゴリアテの事を指します。船の代名詞は、歴史的に”she”が用いられてきました。
航海の安全を祈り、女神や聖母など自分達を保護してくれる存在に例えたと言われています。また、ラテン語では船は女性名詞だった事に由来していると言われています。
“go”は、「前方に進む」という意味ですね。
Hold on tight!(しっかりつかまって!)

パズーとシータは、偵察のためにタコになる見張り台に乗り上空へと旅立ちます。
“hold on”は「しっかりつかまる」です。
他には、「電話を切らずにお待ちください」という意味で“Please hold on”という風にも使われます。
”tight”は、副詞で「しっかりと」という意味です。
曲名にもなっている“Hold me tight”は、「私をきつく抱きしめて」という意味ですね。
Let’s go for it! Dad did it. He made it back.「行こう、おばさん!父さんの行った道だ。父さんは帰ってきたよ」

竜の巣と呼ばれる入道雲を見つけたパズーは、その中にラピュタがある事をドーラに伝えます。
“go for it”は「いちかばちかやってみる」という意味があります。
”make it”には色んな意味があります。ぜひ覚えておきましょう
“I hope we can make it.”「実現できるといいな」や“I couldn’t make it to the party”で「パーティーに間に合わなかった」もしくは「都合がつかなくて、パーティーに行けなかった」のように使う事ができます。
今回は、“back”という副詞が付く事で「帰って来れた」というニュアンスを出しています。
No more hide and seek(鬼ごっこは終わりだ)

シータを追いかけるムスカが言ったセリフです。
”no more~”「それ以上~ない」「もはや~ない」は、よく使われている表現で”No more guns”や“No more violence”とかに使われていますね。
“Hide and seek”は「かくれんぼ」です。映画にもなっていますね。ロバート・デ・ニーロとダコタ・ファニングが主演の2005年の映画です。
“Die, you insects!”「見ろ、人がゴミのようだ」

ムスカと言えばこのセリフ、と言っても過言ではないほど、彼の人間性を表している有名なセリフです。
”Die, you insects!”なので、直訳は「死ね、虫どもめ!」と言った感じでしょうか。
“insects”は「虫」ですね。“bugs”とも言います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「天空の城ラピュタ」は思ったよりセリフが短く少なく、結構アクションシーンが多めのアニメだと記事を書いてから気が付きました。
こちらの記事の英語表現は、Netflixの翻訳を利用しているので、お買い求めされたDVDの翻訳と違う可能性があります。
次は、「ポニョ」の英語表現を取り上げます。お楽しみに!
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