皆さん、こんにちは!
今回の記事は、ドイツから10月にバルセロナ、マルセイユ、ジェノバの三都を巡る4泊5日のクルーズ旅行へ行った時の体験談をまとめました。
日程表は、以下の通りです。
1日目 | スペインのバルセロナで乗船 |
2日目 | フランスのマルセイユ |
3日目 | イタリアのジェノバ |
4日目 | 終日クルーズ |
5日目 | スペインのバルセロナで下船。ホテル泊 |
6日目 | 午後のフライトで帰宅 |
クルーズの会社はMSCを使いました。乗ったのは、Seaviewという船です。
初めての船旅だったので不安でしたが、これからヨーロッパ地中海の船旅を計画中の方のご参考になれば幸いです。
Table of Contents
バルセロナ空港から港までのアクセス
今回の船旅の発着は、バルセロナの港でした。
バルセロナの国際空港から、船着き場までは車で30分ほどの距離です。港からのアクセスは、タクシーが一番便利です。スーツケースなどの荷物があるので、初めてバルセロナを訪れる方や、人数が多いグループの方、海外旅行に慣れていない方はタクシーがいいでしょう。
ちなみに我が家では、カタルーニャ広場までバスで行き、そこからタクシーを拾いました。タクシーのおじさんと一緒に船を探し、どうにかターミナルに着きました。
バルセロナ、マルセイユ、ジェノバの三都の中から、港の利便性で選ぶとマルセイユが一番便利そうでした。
チェックイン
荷物を預けて、チェックインしようとしましたが、ここでトラブルが発生しました。予約ができていませんでした。どうやら、主人のクレジットカードから料金を落とす事ができていなくて、予約が取れていなかったみたいです。
MSCから部屋番号をメールで送ってきてくれていたので、てっきり予約が取れていたと思い込んでいました。ちゃんと予約できているお客さんには搭乗券が発行されているみたいでした。
同じタイプの部屋に空きがあるのか、金額はいくらになるのかを本部の方に確認してもらいました。部屋のタイプは、窓のない一番リーズナブルな部屋で、繁忙期も過ぎていたので空いていました。
予約時は、€676(約88,165円/€1=約130円)でしたが、その場で聞いてもらった金額が€750(約96,816円)でした。約1万円しか違わないので、その場で支払い乗船する事にしました。

チェックイン時に名前とバーコードの記載されたカードをもらい、手にもバーコードのついたバンドを巻かれて乗船の準備は完了です。
客室の様子
乗船前に預けた荷物は部屋の前に置かれていました。
お部屋の広さは14㎡-17㎡くらいで、我が家はスーツケースを二つ持っていきましたが、一つ広げるともう一つは広げられませんでした。
ベッドはダブルベッドでした。
私と主人と子ども二人だったので、4人で横になって寝ました。家族4人では窮屈でしたが、子ども達が乳幼児だったので何とかいけました。乳幼児2人とご両親、もしくは小学生低学年のお子様1人とご両親であれば、1室でもなんとか大丈夫でしょう。

費用に余裕がある方や狭い所が嫌だという方は、ファミリールームのある船を選ばれるか、部屋を2室で予約されるのをおススメします。
部屋には冷蔵庫がついており、中にドリンクがありましたが有料です。
ちなみに、バイキング形式のカフェテリアで、水やコーヒー・紅茶・牛乳等いつでも飲む事が出来ます。 朝6時くらいから夜10時くらいまで空いていました。オレンジジュースなどのジュース類の提供は、朝昼夜の食事のみでした。
湯沸かしポットが部屋にはついていないので、部屋で調乳したり、コーヒー飲んだりとかができませんでした。もちろん、ルームサービスに電話をかけるとお湯の入ったポットを持ってきてくれます。赤ちゃんがミルクを欲しがって急いでいる時や、混雑時は遅くなるので、ちょっと不便ではあります。
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海外でも日本のお茶を飲みたい方や、コーヒー・紅茶を一日何回も飲む方、赤ちゃんの調乳される方は、ぜひ旅行用の携帯ポットを購入される事をおススメします。
部屋のシャワーブースは、人一人がどうにか入れる大きさだったので、乳幼児を入浴させるには少し狭かったです。
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携帯の充電にも必要になるので、変換プラグもお忘れなく。
お掃除は、玄関にあったスイッチでメイクさんに指示を出す事が可能でした。便利なシステムだと思いますが、使い方に気が付いたのは下船直前でした。
MSC Seaviewの船内施設
船内には遊ぶ所がいっぱいあります。シアターやキッズクラブ、フィットネスジムやスポーツバー、公式グッズショップやジュエリーショップ、小さなゲームセンターまでありました。
乗船後はすぐにショーなどのプログラムを確認し、予約される事をおススメします。ショーは日によって違うようでしたが、同じプログラムが上演されている時もあります。そして、同じプログラムに二回参加できませんでした。
行くか行かないかは置いておいて、とりあえず予約だけはされておくといいでしょう。人気の時間帯はすぐに埋まっていました。
バーや中央デッキでは毎晩バンドが音楽を奏でているので、お酒を飲みながら音楽を楽しめます。
プール、スライダー、ジャグジーなどもありました。

ちょうどハロウィンの日だったので、キッズクラブではハロウィンイベントをやっていました。
シャイな長男が入室を拒否したため、下の子と一緒に赤ちゃんルームで遊びました。赤ちゃんの遊び部屋には、おもちゃがたくさんあるので、4~5歳くらいのお子さん達も楽しめます。

船内での食事
バイキング形式のカフェテリアでは、サラダセクション、フルーツセクション、ピザ、ホットドッグやハンバーガー、フライドポテトなどのフィンガーフード、中華料理、魚のマリネ、パスタ、デザートコーナーなど色々な物が食べれます。
ジェラートはカフェテリアにはなく、有料でした。
カフェテリアが開いている朝6時くらいから夜10時くらいまでは、水やコーヒー・紅茶・牛乳等いつでも飲む事が出来ます。 ジュース類の提供は、朝昼夕の食事の時間帯のみでした。

船によって違うかもしれませんが、私が訪れた際のレストランと食事時間は固定でした。
皆様が乗る船が同じようなシステムかどうか乗船されたら、すぐにご確認される事をおススメします。
レストランは行っても行かなくても、席を押さえておいてくれます。人気のレストランや時間帯はすぐに満席で予約できなくなります。
席を押さえてもらっても、必ず行かなくてはいけないというわけではありません。気が変われば、バイキング形式のカフェテリアで食べてもOKです。
追加料金を払うステーキハウスや日本食などの特別なレストランもあり、そちらも予約制でした。
船内は特にドレスコード等ありませんでしたが、追加料金を払う特別なレストラン等はあるかもしれません。
記念日などに、そのようなレストランを利用しようと考えられている方は正装とまで行かずとも、セミフォーマルな装いをされた方が無難でしょう。

予約のいるレストランでは、
- スターターを一品
- メインを一品
- デザートを一品
日替わりメニューの中から選ぶスタイルです。
ベジタリアン用のメニューや、キッズメニューもありました。席まで料理を運んでくれますが、チップを渡す必要はありません。
MSCのSeaviewでは乗船後、カードに€250前金としてチャージします。その中から、一日€10のチップが自動的に落とされます。有料のアイスや飲み物なども、前金から落ちていきます。前金の不足分は、下船までに支払いを済ませる必要があります。

ドリンクパッケージ
ドリンクパッケージの値段は以下の通りです。
- イージーパッケージ:€32
- プレミアムパッケージ:€42
- プレミアム+パッケージ:€55
- ノンアルパッケージ:€19
- キッズノンアルパッケージ:€14
(上記の値段は、地中海と北欧クルーズのドリンクパッケージ価格で全て1名料金です。英語版ですが、こちらからお値段を確認できます)
パッケージは、乗船後に申し込む事もできます。乗船後に単品でドリンクを注文した場合と、パッケージを申し込まれた場合とどちらが安いかを計算されてから申し込まれてもいいかもしれません。
あらかじめネットで申し込むとパッケージプランは定価の15%オフになるので、以下の条件に該当される方は前もってお申込みされた方がいいでしょう
- クルーズ気分を堪能されたい方
- お酒をたくさん飲まれる方
- 真夏にクルーズに参加される方(熱中症対策のため)
- 美味しいコーヒーやラテを1日4杯以上飲まれる方(ラテは1杯5ユーロ前後のため)
部屋には飲み水などが一切ついてなかったので、節約志向の方は乗船前にお水を大量に買っていきましょう。もしくは、カフェテリア形式のレストランでお水を飲む事もできます。レストランは、夜間11時~朝5時くらいまでは閉まっているので気を付けてくださいね。
また、お酒を1~2杯くらいしか飲まれない方も、パッケージを付けない方がお得です。
観光ツアー(エクスカーション)
せっかくなので、船内でマルセイユの観光ツアー(エクスカーション)に申し込み参加しました。前日の17時頃から21時までに申し込めるツアーです。
今回の船旅では、発着であるバルセロナは自分達で観光できるので、マルセイユかジェノバの二択でした。
また、ジェノバは港の前に、美術館や博物館、水族館など見所がたくさんあるので、ツアーに参加しなくてもいいと判断しました。
マルセイユのエクスカーションは、港からバスで移動しました。そして1時間半ほどツアーガイドと一緒に市街地を歩くウォーキングツアーでした。およそ25分くらいのフリータイムはありましたが、そんなに遠くまで行けませんでした。
全行程で約2時間くらいで、大人1人46ユーロでした。5歳の息子は32ユーロ。2歳の息子は無料で、計125ユーロは少し割高だと思いました。
言語は、英語・スペイン語・イタリア語・フランス語とありましたが、英語は人気なのか予約でいっぱいでした。
避難訓練について

MSCのSeaviewでは、毎日17時ごろ避難訓練がありました。所定の位置に従業員が立っており、彼らの指示に従い客室から階段を下りる作業をします。手順は以下の通りでした。
- 部屋のテレビで避難訓練に参加の旨を押すボタンがあるので、リモコンで操作する。
- 客室のある階の階段前に立っている従業員に、手首のバンドのバーコードを読んでもらう。
- 集合場所のある階の階段前に立っている従業員に、再び手首のバンドのバーコードを読み取ってもらう。
- 集合場所に向かい、また手首のバーコードを読んでもらい訓練終了。
客室の誰か一人が訓練に参加するまで、滞在中ずっと訓練への参加要請の手紙が客室に残されます。
安全のため、早めにご参加されるのをおススメします。
避難訓練は船によって形式が違うと思いますが、ご参考になれば幸いです。
wifiについて
- ソーシャルパッケージ(一日3.90ユーロ/ 一週間14.90ユーロ)
- サーファーパッケージ(一日9.90ユーロ / 一週間29.90ユーロ)
- ストリーマーパッケージ(一日19.90ユーロ / 一週間59.90ユーロ)
ソーシャルパッケージは、TwitterやInstagramなどのSNSをされたい方向けのパッケージです。
サーファーパッケージは、メールをしたり、ウェブニュースを見たりしたい方向けのパッケージです。
ストリーマーパッケージは、SNSや動画視聴などを含む全てのネット活動を上限なしで利用したい方向けのパッケージです。
英語版ですが、お値段はこちらから確認してもらえます。

日本から来られる方は、海外でも使用できるwifiをご持参になれば、港に停泊中や上陸後には使えると思います。4泊5日であれば、乗船中にwifiがなくても耐えきれる日数だと思います。
1週間以上は滞在期間も長くなってきて、船内でのアクティビティにも目新しい物がなくなってくる頃だと思います。その場合は、wifiを検討してもいいかもしれません。
事前にMSCのネット上でwifiプランを申し込むと最大20%オフになります。1週間以上の長期滞在をご予定のは、早めのご予約をおススメします。
後泊のバルセロナ
寄港地である都市に前泊もしくは後泊すれば、一都市をゆっくり観光する事もできます。
我が家では、下船後にサクラダファミリアと市場に行ってきました。海鮮やパエリアを食べて、宿で一泊し、翌日はビーチを散歩して空港に向かいました。
船旅の中には、乗船する港と下船する港が違うプランもあります。そのようなプランを選び、乗船前と下船後に二都市をゆっくり観光するというプランを立てる事も可能です。
MSCの地中海クルーズでは、乗船する港と下船する港が違うプランは、6泊以下のプランを見ていると出てきます。
料金表
旅行にかかった費用をまとめました。
クルーズ料金 | 750ユーロ |
チップ | 大人1日10ユーロx4泊x2名=80ユーロ
子ども1日5ユーロx4泊x2名=40ユーロ |
エクスカーション | 大人46ユーロx2名+子ども33ユーロ=125ユーロ |
ミネラルウォーター | 3ユーロx2本=6ユーロ |
ジェラート | 3ユーロ |
寄付金 | 1人1ユーロx4人=4ユーロ |
計 | 1,008ユーロ |
フライトチケット | 895ユーロ(大人x2人と子どもx2人)
(ミュンヘン~バルセロナ間) |
合計 | 1,903ユーロ(約259,010円) |
とにかくリーズナブルに行きたいという節約志向の方は、8月などの夏を避け、5月や10月に行かれるのがいいでしょう。
また、休みが1週間しか取れないけど、地中海クルーズに参加したいという方もご安心ください。1泊2日で二都市、3泊4日で三都市というプランもあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
船旅は、小さなお子さん連れの方にとてもおススメです。
例えば、以下のようなメリットがあります。
- 寝ている間に次の港町に連れて行ってくれるので、時間を活用できて効率がいい。
- 重たいスーツケースを持って移動する必要がない。
- 船内にプールやキッズルームなど遊ぶ所がたくさんある。
- 三食込なので、レストランを探したり、行ったりする手間が省ける。
- 保護者と同室の11歳以下の子供達はクルーズ料金が無料。 (登録料、保険料、港までの運賃、送迎サービス料金などは別)
反対にデメリットは、以下の通りです。
- 港町以外へ行く時間的な余裕はない。
- 色んな都市へ行くので、じっくりと一都市を堪能する事はできない。
- 船が大きいので、繁忙期は混雑している。(よく言えばにぎやか)
デメリット2で一都市を堪能できないと書きましたが、寄港地を観光したい都市に設定できれば、じっくりその都市を観光する事も不可能ではありません。
また、デメリット3も小さなお子様連れのご家庭にはメリットになり得ます。我が家にも、やんちゃ坊主が二人おりますが、多少にぎやかな方が人目が気になりません。
結論:デメリットを差し引いても、子連れの船旅はメリットの方が大きい
最後までお読みいただき、ありがとうございました。このブログが少しでも皆様のご参考になれば幸いです。
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